ダンサーとしては、ようやく成人式なのかな

前回の練習から半年くらい経ってしまいましたが、先日上手い具合に休日ができたので練習してきました。前半はルイジの1、2、4、5、7、15、17を行なって、その後は即コンビネーションといったメニューでした。 練習に使用した曲は、自作曲の「早いやつ」です。

しかし、自分で自分に振り付けしたダンスを後で観察してみると、「直線的な動きが多いな汗」という印象を受けます。これ、自作ソロダンスを初めて振り付けした頃から抱いている印象で、根本的にはあまり変わっていない。
もともと小出はフィジカルが強いタイプではありません。身長も170cm未満で線も貧弱です。高い跳躍やピルエットなどの回転モノは、今でも苦手としています。では、なぜ直線的になるのか、、、いまだに理解不能です。。。

では逆に「踊っている時、自分の身体で最も特徴的な要素は何か?」と問いかけてみますと、これはこれで色々な候補が挙がってきます。その中でネガティブな要素を横に退けると「しなやかさ」かなぁ、、、それくらいしか残りません。
上記の動画をあらためて観てみると、「しなやか」な箇所もいくつかあるけれど、それを前面に押し出しているか、というとそうでもない。「無意識に現れている身体の動きと、意図して作る形を両立させる」これが自分で自分のソロダンスを振り付けする時、特に難しく悩ましいです。

最近思うのは、以前と同じモチベーションを維持するのは容易ではないな、ということ。例えばダンスを始めた20代前半と現在では、色々と変わりました。自分が選択したこともあれば、否応なしに訪れている事もある。踊るための身体も変化しています。
自分にとって満足できる「基準」が、当時の「体験」を基に設定されているため、求めようとしますが、環境や身体がそれを阻もうとする。しかし阻むというのは一方的なものの見方かもしれない。やりたいことは沢山あるけれどなかなかそれができないもどかしさは、変化に感情が追いついていない、ということが原因にあるように感じます。むしろ変化は当然なのだから、自分の中にある感情変化を認める潔さというか、勇気も必要なのではないかなと。


1日で自分のためだけに使える時間は限られていますから、そこで何をするかがやっぱり大事です。1日に1ミリでも前進すれば良い。などと言いますが、その1ミリですら今の自分には重荷になっている気がします。そこでスパンを長くみることにした。3日で1ミリとか、一週間とか一ヶ月とか、半年とかそのくらいの期間です。当然、積み上げていない間に崩れたり壊れたり、失うこともあるのですが、それでも積んでいます。それでも続けてる、と言える。これもひとつの勇気かもしれない。
「そんなのはやっているうちに入らないよ」と思われるかもしれませんが、他の人の基準を自分に当てはめてしまうと、途端に心を壊してしまうだろうと考えました。なので楽器に触れる時間がなかったとしても、踊っていない日が長く続いても恐れない。
ダンサーとしては、ようやく「成人式」を過ぎたのかな、といった想いです。今後は如何にして踊っていくのか、が一つの命題になるとも考えます。


「早いやつ」の現Ver.をこちらでも視聴できます。しかし、曲の最終盤に現れるPianoソロがまだ構築できていません。。。それでも聴いてくれたら嬉しいです。喜びます。

電車の移動中とか、ちょっとした合間に少しずつ読んでます。