迷ってる暇があったら、まず技術を身に付けろ

今日はまず、「俳優・声優の養成所を出たは良いものの、これからどうやって活動していこうか?」と、自らの道を考え倦ねているような人に向けて言いたい。

他を圧倒する技術を身に付けよ!
とね。

昨年末から度々、芸事を志す後輩と話す機会がありました。だいたい10代終わりから20代前半。性別問わず、役者、声優歌い手だったり様々です(ダンスはあんまりいないんだこれが汗)
みんな口を揃えて「養成所を出たら、1年くらい自分探しをしながら仕事を見つける」と嘯きます。小出から言わせれば「馬鹿野郎コノヤロウ」です。自分探しなんぞしなくてよろしい。そんなんじゃなく、やるべきことは「他を圧倒する技術を身に付ける」です。

ハッキリ申し上げて、養成所も突き詰めれば「営業」です。授業料という年金払ってるわけじゃないんですから、卒業した後のことまで面倒みてくれるわけありません。事務所に所属できなかったのは「それは、お前のチカラが足りなかったからだよ」のひとことで終わり。そういうものです。
もちろん、講師陣は情熱を持って取り組んでいる人だっているでしょうし、経営陣だって才能ある人物を求めているのは事実だが、そこは話が別です。

もう一度いいます。今すぐに何か取り組むこと。歌でも芝居でも、ダンスでも殺陣でも良い。一般の人がやりたくてもできないこと。更にはそんじょそこらの役者、歌い手が真似できない技術(スキル)を身につけること。
当然、技術を身につけるには時間がかかるし、お金もかかる。「投資」を怠らないこと。どの道選んでも一生「技術を磨き続ける」ことが必要です。ビジネスでも芸事でも全く同じ。手間暇もお金もかけずに100億稼げる方法は無いの。

そもそも芸事の右も左もわからない駆け出しの頃というのは、多くの場合「ずっと」という考えが完全に抜け落ちてるんですな。「歌」や「踊り」などの技術はずっと磨き続けることになります。でもそれだけじゃない。例えば歌なら、自分の声をよりクリアに、或いは更に魅力的に集音してくれるマイクロフォンを探すことかもしれない。音楽なら「もっと良い音の楽器」を探すことかもしれない。
「ずっと」はとっても高価です。それこそ青天井。でも、「自分の芸を高めてくれるなら喉から手が出るほど欲しい」、と思えるかどうかです。

目に見えないものは、カタチにすること
例えば、演技。これって人を納得させるにはなかなか難しい技術のひとつだと小出は考えています。なぜなら、みえないからです。人間って、まず見たものを信じる生き物でしょ?本人が口で「〜というテクニックを、〜という先生から学んで、〜年経つ」と言っても誰も納得しません。「有名な人や会社」が出てきて初めて認知されます。世間というのは、

あの有名企業の、あのCMに出ている、何某さん
あのアニメの、〜というキャラの声を演じている誰々の事務所にいるあなた

という視線でその役者としてのステータスを測る傾向がある。自分の知っている情報から推測するしか方法がないのです。一応断っておきますが、演技だってもちろんテクニックはありますし、必要です。
ちなみに、ダンスは目に見える技術です。ごちゃごちゃ言う輩にはその場でピルエット3回転、4回転回って黙らせてしまえばいい。これはダンスに特化した身体を訓練で作り上げないとできない。目に見えるテクニックの典型です。

必ず世に出すこと
気をつけなきゃならないのは、必ずお客さんにみせる「場」を踏むということです。訓練だけ何年積んでも、本当に使える技術や勘は養われません。兼好法師の深—いお言葉を含めてこちらのエントリーにも書きました。

もっとジャズダンスが上手くなりたい人へ

お客さんと向き合って、何かの芸を披露する時は、最終的には技術でなく、「ハート」や「熱」がモノを言うと小出は思ってます。が、先ずはじめに身に付けるべきは技術です。ステージでも、映画でもいい。ただし、本気で創ってる場であることが大前提です。

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